2021年12月25日土曜日

アセットアロケーションの見直し2021

2016年に策定したアセットアロケーションはこんな感じ。5年たったので見直すことにした。

今回策定に使ったExcelシートはこれ。前回リスクと相関係数の計算に使った各資産の直近8年の月別リターンを直近10年に入れ替えたのと、期待リターンを見直した。

2016年版

2021年版

期待リターンを見直したのは、GPIFの想定している期待リターンと乖離が大きかったからだ。特に国内株式と外国株式については大きな乖離となっていた。


そこで今回はGPIFの数字を元に設定した。外国株式と外国債券は投資信託の手数料分0.1%を控除し、ひふみ投信は手数料控除後で0.2%の超過リターンがあるものとした。

ひふみ投信は感覚的に35%程度の割り当てが妥当だと考えていて、最適化したときにそうなるように期待リターンを恣意的に設定した。5.8%は保守的な数字だと思っている。J-REITについては特に変更する材料がないので5%のままとした。

このシートを使って、前回と同じリスク12.48%でアセットアロケーションを計算した結果は以下の通りである。


前回は、計算結果から外国債券の割合を恣意的に5%高める操作を行ったが、今回はそれはしない。この計算結果は、外国債券はほかの資産との相関が高く、リスク低減の役にあまり立たないことを表している。

計算結果の数字をきりがよいところに丸めた結果が以下の通り。今後5年はこの割合で運用する。