2013年6月10日月曜日

大暴落というものは

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今日(2013年6月10日)の日経平均の上げ幅は637円だった。600円以上の上昇幅は2008年10月30日の818円以来となる。

2008年10月30日はリーマンショック後の大暴落の最中だった。リーマンショックによる大暴落は2008年9月16日から始まり、底値を付けたのは2009年3月10日である。リーマンショック直前の日経平均は12,215円で、底値は7,021円だった。42.5%も下落したことになる。

818円値上がりした2008年10月30日は、実は三連騰の三日目である。28日は459円、29日は590円であり、三日間の上げ幅は1,867円にもなる。実はその前の14日には1,171円も値上がりしている。

リーマンショックのような大暴落の途中でも、株価が大きく上がることは何度もある。株価の大暴落というのは、大きな値上がりを何度も経ながらずるずると下がっていくものだ。バブル相場も同様で、大きな値下がりを何度も経ながら上がっていく。経済成長をともなう本物の上昇相場でも同じである。

今回の相場のように、5月22日まで一本調子に上昇しているのを見てバブルだと考えたり、23日の1,1143円の暴落から一本調子に下落していくのを見て大暴落だと考えるのは誤りだ。この先何度も大きな株価の上下はあるので、判断するのはそれからでいい。

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